ばね加工を超えた多様な線加工の可能性
ばねだけじゃない!「曲げ」や「切断」など幅広い線加工技術
ばねというと、くるくる巻いた形をイメージしがちですが、実際の加工技術はそれだけではありません。
ばね加工業者は、線を「曲げたり」「切断したり」といった多様な技術も備えています。
たとえば、一筆書きのように複雑な形状をつくる機械があり、これを使うことで、さまざまな形状に対応することが可能です。
しかし、精細な曲げ加工や形状にこだわるものについては、職人の手作業が欠かせません。
太めの線径もお任せ!特殊な線加工技術
線径が5mmを超えるような太い線を加工する際にも、特別な技術が必要です。
こうした太い線の加工では、曲げの余地が少ない場合や、相手部品と一緒に組み立てながら加工することもあります。
最近の例では、8mmのステンレス線を曲げて12mmの線と溶接し、製品に仕上げるといった仕事を手がけました。
こうした製品は、引っ掛けるためのフックやラックとして使用されることが多く、塗装のための治具としても利用されています。
試作から最終製品まで!製造現場での発見
ただ曲げたり切ったりするだけではなく、最終製品の形状や使い勝手を理解することも重要です。
試作から最終製品まで一貫して携わることで、製品の完成度が高まるだけでなく、新しい気づきや改善点が見つかることもあります。
例えば、図面に明確な指示を追加することで、製造側により正確に意図が伝わることがあります。
素材も幅広く対応!チタンや銅線の実績も
当社では、鉄系のばね材だけでなく、チタンや銅線といった特殊な材料にも対応可能です。
チタンは軽量でありながら強度が高く、航空宇宙分野などでも活用されています。銅線は電気伝導性に優れているため、バッテリーや電気機器に使われることが多いです。
これらの材料も、お客様のご要望に応じて加工可能ですので、ぜひご相談ください。
まとめ:多様なニーズに応える線加工の魅力
線加工には、ばね以外にも多くの可能性が広がっています。
試作から製品完成までの全工程に携わることで、製品の精度を高め、さらなる発見や改良点も見つけることができます。ばねに限らず、曲げや切断などの複雑な形状が必要な際は、ぜひご相談ください。
技術と経験を活かし、皆様のアイデアを形にするお手伝いをさせていただきます。