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特注ばねと標準ばね、どちらがお得?用途に合わせたコスト比較ガイド

               

ばねの発注を考えるとき、特注ばねと標準ばねのどちらがコスト面で有利か気になる方も多いと思います。

それぞれにメリット・デメリットがあり、発注数量によってもお得度が変わるのが特徴です。今回は、どちらがより経済的か、詳しく解説します。

オリジナル設計で自由度の高い特注ばね

特注ばねとは、発注側の図面やイメージに合わせてオーダーメイドで製作されるばねです。

既製品では実現できない仕様や寸法のばねを作れるため、独自性が求められる製品に向いています。

発注数量や設計内容によってもコストが変動しやすいのが特徴です。

特注ばねの価格と納期

特注ばねは「特別注文」のため、発注数量が少ない場合にはコストが高くなることが多いですが、大量に発注する場合には単価が抑えられることもあります。

また、製作には寸法や数量によって納期が異なり、最短で1日、複雑なものでは数週間かかる場合もあります。

すぐに使えて安価な標準ばね

一方、標準ばねは一般的なサイズや形状で大量生産され、製造業者のカタログに掲載されている規格品です。既製品として在庫があるため、納期が短く、コストも抑えられています。多くの方に使いやすい寸法が揃っているため、短期間で手に入れられるのも魅力です。

標準ばねの価格と特徴

標準ばねの価格は非常にわかりやすく、基本的に「購入単価×個数」で計算されます。

例えば、一個あたり80円のばねを10個注文すると800円といった具合です。

また、発注数量が多い場合には、1個あたりの単価が下がることもあります。

特注ばねと標準ばね、それぞれの価格計算方法

標準ばねの価格計算

標準ばねの価格計算は、個数を単純に掛けるだけなので非常にシンプルです。

大量に購入する場合、1個あたりの単価が下がることもあり、コスト面でもわかりやすいのが特徴です。

特注ばねの価格計算

特注ばねの価格計算は、設計や製造にかかる時間を基に計算されます。

例えば、設計時間が1時間、製造時間が1個あたり10秒で、時間単価が2000円の場合、10個を製作すると次のように計算されます。

(1時間(ばねの設計時間)+10秒(ばねの製造時間))×2000円=2,006円

単価:200.6円/個

数量が増えると、単価が大幅に下がるのが特注ばねの特徴です。

どちらを選ぶべき?数量ごとのコスト比較

同じ仕様のばねでも、発注数量によって特注ばねと標準ばねのコストが変わることがあります。

例えば、10個の場合は標準ばねが安価ですが、500個を超えると特注ばねの方がコストを抑えられるケースがあります。

小ロットであれば標準ばね、大量生産が必要であれば特注ばねを選ぶと経済的です。

まとめ

特注ばねと標準ばねは、発注数量や用途に応じて選ぶことでコスト削減が可能です。

発注を検討する際は、数量や使用目的を明確にし、どちらが最適かメーカーに相談してみましょう。